FX会社の選び方や比較ポイント

コラム

数多くある投資や資産運用の方法の一つがFX(外国為替証拠金取引)です。少額からの投資でも着実に利益を出すこともできるため、投資の初心者にも着目されています。FX取引を安全に行うための会社の選び方について、ポイントを解説していきましょう。

最小取引単位や通貨ペア数に注目

FXを始めるには、まず口座を開設して取引を行うためのFX会社を選ぶ必要があります。証券会社にはそれぞれの特徴があり、それぞれの比較ポイントをよくチェックして自分に合った会社を選定しましょう。多くのトレーダーから着目されているのが「最小取引単位」と呼ばれるポイントです。「最小ロット」と呼ばれることもあり、いくらから取引が可能かどうかのラインを示します。現在の主流は1,000通貨であり、数万円の資金があれば取引が可能になりますが、中には1,000通貨以下の取引ができる会社もあります。少額取引から始めたい人は必ずチェックしましょう。

また、FXトレードの「通貨ペア」の数も選び方の一つです。定番では「ドル/円」「ユーロ/円」などの通貨ペアが挙げられますが、こういったメジャーな通貨ペア以外や、新興国通貨などを取引する場合になると、FX会社によっては取り扱いがない可能性もあります。マイナーな通貨ペアの取り扱いについては各社によって異なるため、事前にチェックしておくと安心です。

取引ツールの便利さを確認

FX取引をするにあたって、取引環境やツールの便利さは重要な比較ポイントです。ツールの使い勝手を会社の選び方の基準にする人も少なくありません。各社が提供している取引ツールやアプリのスペック・使い勝手についてよくチェックしましょう。実際の取引画面やチャート画面などは各会社から公開されていることがほとんどですから、自分に合うものを探してみるのも良いでしょう。

例えば「テクニカルインジケーター」と呼ばれるツールが36種類ある会社もあれば、17種類しかない会社もあります。ただしインジケーターの数は多ければ多いほど良いというわけでもなく、種類が多くても使わないものばかりでは意味がありませんから、自分がどのようなインジケーターを使用するのかを事前にチェックしておくと良いでしょう。また、多くの会社は「デモ口座」と呼ばれる、事前に取引ツールやアプリの使いやすさを確認できるツールを提供しています。自分のスマートフォン端末との相性もチェックしておきましょう。

初心者なら勉強できる環境が理想

まだ投資の経験が浅い人や、FX取引をあまりやったことがない初心者であれば、FXについて勉強できる環境が整ったFX会社を探してみるのもおすすめです。例えば顧客サービスの一環として、勉強に役立つ情報コンテンツを多数配信している会社もあります。Webセミナーやオンラインの対面セミナーなどを開催している会社もありますよ。

初心者向けの基礎知識を記事で紹介したり、著名人のコラム掲載など…勉強できる環境は各社で異なりますから、配信されている情報も比較ポイントとして重要です。