日本企業が世界の中でも苦境に立たされているというニュースを聞くことが少なくない昨今において、日本の技術力は衰えたという見方をされることもあります。確かにそのような企業もあるかもしれませんが、真面目に製品作りに向き合うことで世界と渡り合う企業も確かに存在します。
企業情報について
夏目光学株式会社は長野県の南部に位置する飯田市に本社を置いています。創業当時はレンズ研磨を行う小さな工場でした。しかし、ユーザーの求める製品を日々作り続けるうちに精密な半導体露光装置の開発に携わるようになりました。その技術力と開発力の評判は国内は元より海外にも轟き始め、いつしか製品の開発を依頼することを所在地である「鼎」と「叶える」という言葉にかけて「鼎参り」と言われるようになったのです。
そして、更なる進歩を求めた結果、夏にはホタルが飛び交うような清流から少し離れた静かな山間の一角にテクノロジーセンターを設立しました。このテクノロジーセンターを拠点として超精密加工分野をはじめとした宇宙開発技術や光回線、先端医療開発などにおける最先端の技術開発を行なっているのです。このような壮大な規模で開発をする第一歩は決して要望に諦めることなく開発に取り組んできた姿勢が土台となっています。
強みについて
夏目光学株式会社の持つ強みとして真っ先に取り上げられるのは「粘り強さ」です。たとえ困難な壁が目の前に立ちはだかったとしても、社員一丸となり知恵と力を結集させます。そして、決して諦めることなく粘り強く立ち向かうことでそれを乗り越えてきたのです。社員はそれを肌で理解しているため、壁が高ければ高いほど一丸となり全力で問題に取り組みます。だからこそ、高い技術力や開発力が養っていくのです。
さらに、「どうしたらユーザーの装置をスムーズに開発できるのか」「どうしたらユーザーの要望以上の期待に応えられるのか」という想像力を働かせて製品を提供しています。言われただけの仕事ならば学生バイトでも簡単に行うことが出来ます。プロフェッショナルというのは要望以上のクオリティを提供するためにノウハウや技術、そして何よりユーザーへの想いを製品に添えて提供するのです。
愚直な想いを製品に込める企業
長野県飯田市に本社を置く夏目光学株式会社は海外からも開発依頼が殺到しテクノロジーセンターを設立するほど高い技術力と開発力を持つ企業です。宇宙開発や光回線、先端医療など世界の中でも大きくしのぎを削る科学分野で日本代表として戦う企業のひとつとなっています。しかし、その企業のスタートは小さなレンズ研磨工場に過ぎませんでした。ユーザーの要望を愚直に達成してきた成果だということが出来るでしょう。
そんな夏目光学株式会社は何事にも決して諦めない粘り強さと無限の想像力を武器として持っています。問題解決においても「無理」と言わず、社員一丸となって必死に取り組むからこそ、問題解決への想像力を常に働かせることが出来るのです。プロ不在と言われるこの時代において、古き良きメイドインジャパンの精神が込められています。